プリザーブドフラワーが枯れる前に!長もちする方法とトラブル対処法

プリザーブドフラワーは枯れるの?という質問をよくいただきます。

実はプリザーブドフラワーは枯れません。
正確には、劣化するという言葉がふさわしいでしょう。

では、劣化を防ぐ方法はあるのでしょうか?
ここでは、プリザーブドフラワーを長もちさせる方法をご紹介します。

また劣化してしまったときの対処法も一緒にお伝えしていきますので
ぜひ最後までご覧下さいね。

プリザーブドフラワーとは

プリザーブドフラワーは生花を枯れないように特殊な液につけて加工したお花です。

プリザーブドフラワー

見た目は生花そのもの。
触れた感触はまるで本物の花びらのようにみずみずしく、柔らかい手触りです。
花の香りは無臭で、花粉も取り除いているのでアレルギーの心配もありません。

お花を脱色して、新しい色に染めなおしているので、カラーバリエーションが豊富。
生花にはない色やドライフラワーに近いくすみカラーを再現することができます。

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結婚式・退職祝い・誕生日・長寿祝い・母の日・お供えまで…幅広いシーンで活躍する人気のお花です。

「枯れない」「半永久」などと言われていますが、実際は日光や保管状態によって色褪せなどの劣化が生じます。
そのため、生花のようにすぐに枯れることはありませんが、お花としてキレイに鑑賞できる期間はお手入れの状態や環境によって変わってくるのです。

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どのように劣化していくの?

プリザーブドフラワーが劣化した状態とは、次のようなサインを指します。

  1. 触ると花が崩れる
  2. 色が薄い(透明っぽくなる)
  3. 花のひびが多い
  4. 花が変形している
  5. カビが生えている

これらが当てはまる場合は、劣化している証拠です。
すぐにこのような状態になるわけではなく、数か月から数年かけて徐々に劣化します。

上記のような劣化が見られたときに修復が可能な場合があるので、次に説明させていただきますね。

劣化してきたときのトラブル対処法

プリザーブドフラワー

「触ると花が崩れる」「花のひびが多い」の場合

これらは乾燥が原因です。
エアコンや扇風機などの風が当たる場所は、特に乾燥しやすいので気をつけましょう。

劣化してしまったら元に戻すことはできませんが、新しいお花を置く際は風と日が直接当たらない場所に置きましょう。

「色が薄い(透明っぽくなる)」「カビが生えている」の場合

これらは湿度が高いことが原因で起きます。

プリザーブドフラワーに適した環境は、室温25℃以下、湿度50%以下が目安です。

日本は湿度が高い国なので、どうしても劣化しやすい状態です。

特に淡い色の花は濃い色の花に比べて、花びらが透明っぽく薄い状態になりやすいです。
もし、そのような状態になった場合は捨てずに、乾燥剤と一緒にケースなど空気が当たらない状態で保管してみてください。数日で色は戻ってきますよ。

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またカビが生えている場合も、取り除けそうな場所であればエタノールやアルコールをティッシュにつけてサッと拭くことで、再度飾れます。花びらが色落ちする可能性があるので、カビの部分だけふき取るイメージでサッと拭いてくださいね。

「花が変形している」の場合

花が変形している場合、傷んでいる状態です。

プリザーブドフラワーを支える部分が傷んでしまい、花の形を維持できなくなっているためです。花が変形してしまった場合は修復も難しいため、買い替えのタイミングとして良いでしょう。

劣化を防いで長もちさせる方法とは

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーの一般的な保存期間は下記です。

ガラスケースなどの入れ物に入っている場合
…3~5年

・花びんなど、直接触れられる状態の場合
…1~2年

ガラスケースなどに入っている場合は、空気が当たらないため、長持ちしやすいです。
一方で花瓶などの直接触れられるアレンジメントの場合は、外気の影響を受けやすいため保存期間が短くなります。

できるだけ長持ちさせるために次の対策をご紹介しますね。

①湿気の少ない環境に置く

プリザーブドフラワーに適した環境は、室温25℃以下、湿度50%以下が目安と言われています。

湿度の高い日本では、プリザーブドフラワーの寿命も短くなる可能性が高く、海外よりも楽しむ期間が短くなります。

湿度が高い場所に置いていると、少しずつ透き通った透明の花びらに変化していきます。

その為、梅雨の時期や冬の結露があるときは、窓際に湿気が帯びやすくなるので避けるようにしましょう。また浴室も同様です。

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もし透明のようになってきた場合は、湿度が高いのかも?と気にしてみてください。
乾燥剤と一緒にケースなどに入れて保管しておけば、色は戻ってくるので、もうダメかな?と捨てずに試してみてくださいね。

できるだけ長く楽しみたい場合は、赤や青などの濃い色を選ぶことをおすすめしています。
濃い色は色落ちがほとんどしないため、10年近く持つ場合があります。

反対に淡いピンクや水色などは、色が抜けやすく、数年で透明の透き通った花びらに変わっていきます。

長持ちさせるためには、色の選び方にも注意するとより楽しんでいただけますよ。

②エアコンなどによる乾燥を防ぐ

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プリザーブドフラワーの素敵なところは、生花のようにみずみずしい手触りがあること。
その柔らかな手触りを長もちさせるためには、エアコンなどの風による乾燥を防ぐことです。

あまりに乾燥がひどいと、花びらにひび割れが生じ、ドライフラワーのようにパリパリになる可能性があります。

エアコンや扇風機などを使用する際は、風が直接当たらない場所で管理してあげると安心です。

③直射日光を避ける

お花

「枯れないお花」といっても、時間が経つと少しずつ色褪せてしまうのがプリザーブドフラワーの寿命。

特に、直射日光に当てると紫外線の影響でさらに退色のスピードが速くなってしまいます。

生花のように、「太陽の光を浴びて元気に育ってね!」と窓ぎわに飾りたい気持ちもありますが、日の当たらない場所に置いてあげましょう。日焼けも防ぐことができますよ。

④ホコリはできるだけ取り除く

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーは、水やりの必要もなく、毎日のお手入れもないので、とてもお世話しやすいお花です。

しかしお手入れ不要でも、数年飾っているとホコリは少しずつたまっていきます。
ホコリをそのままにしていると、お花が痛みやすくなったり、湿度とホコリが大好きなカビの発生にも繋がります。

頻繁に掃除する必要はありませんが、気になったときはお掃除してあげると良いでしょう。

繊細なお花なので直接手で払うことは避け、うちわや掃除機などの優しい風に当てて取りましょう。

⑤保存期間を重視するなら色の濃い花を選ぶ

色の濃い花の方が、薄い色に比べて劣化が遅くキレイな状態を保ちます。

プリザーブドフラワー


上記は実際に薄い花と濃い花が混ざったリースを3年間飾っていた写真です。
右のラベンダー色の花は色褪せて茶色っぽくなっているのに対し、右の青い花は購入したころとほとんど変わりません。

もし長もちさせることを重視するなら、濃い色を選ぶと楽しむ期間も長くなるのでおすすめです。

色の濃い花は色移りにも注意

プリザーブドフラワーは染料で染めているので、湿度が高すぎると「液だれ」といった染料が染み出ることがあります。

特に濃い色は液が服やカーテンなどにつくと落ちにくいので注意が必要です。

切り口などから液だれが見られた場合、ティッシュなど柔らかいもので拭いてあげましょう。こすりすぎると花がダメージを負うため、そっとなでるように拭くことがポイントです。

湿度の高いところは避け、できるだけ環境に配慮しましょう。

お手入れ不要で長もち。おすすめのプリザーブドフラワー

人気No.1 ガラス張りのフレーム入り フラワーアレンジメント

プリザーブドフラワー

長もちさせるためには、風や日光を避けることがベスト。
こちらのフレームタイプなら、お手入れの必要もなく安心して飾れるでしょう。

※真空状態ではないので、まったく劣化しないわけではありません。

人気No.2 ミルフィーユ「保管」と「触れる」のいいとこどり

プリザーブドフラワー

ケーキスタンドのように、ガラスの蓋で守られているお花。
開けることができるので、実際に触れてみたり、来客の時にテーブルに飾ったりするのも素敵です。

人気No.3 濃い色でシックにまとめたお洒落なフラワーボックス

フラワーボックス

色の濃い花は色褪せが遅いので長もちします。
人気のアンティークピンクと黒のシックな箱がマッチしてお洒落な印象に。
大切にしたい場合は蓋をしめて保管も可能です。

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