春から夏にかけて大敵となる虫。
特にわたしの家の周りは緑や公園が多く、蚊がたくさんいて、夏の時期は玄関の出入りだけで1・2匹はひゅ~と家の中に入るほど、毎日蚊に悩まされています。
きっと夏のおでかけでアウトドアやキャンプに行く予定の方は、さらに万全な対策が必要なので、いろいろと悩みますよね。
特に小さなお子様がいる方は薬剤を使うことに抵抗がある方もいるかもしれません。
私も小さな子どもがいますが、市販のスプレーよりもう少し体に優しいものを使いたいと考えていました。そこで出会ったのがアロマオイル(精油またはエッセンシャルオイル)を使った虫除けスプレーです。
嬉しいことに、
アロマオイル(精油)の香りによって効く虫の種類が違うので種類別に対策を取ることができるようです。我が家の大敵である蚊に効く香りも発見しました。
ぜひ今回は、みなさんにどの香りがどの虫に効果的なのか、おすすめの香りを6選ご紹介していきたいと思います♪
また最後の方に、虫除けスプレーを使わずにできる対策や注意点、虫に刺されたあとの対処法も書かせていただいたのでぜひご覧ください。
ナチュラル派の方に人気*その理由は?
アロマの虫除けスプレーが子どもと使えると安心したポイントは、アロマオイル(精油)をはじめ、含まれる成分が無添加だから。実際にアロマの虫除けスプレーは、下記のような理由で注目をあびているようですよ。
優しい香りで子どもから大人まで安心して使える
もともとアロマテラピーという自然療法で使われていたアロマオイル(精油)ですが、最近ではオーガニック商品が注目をあび、アロマオイル(精油)を他の用途でも使うことが増えてきたそうです。少し値段は高くても品質が良いものを使いたいという志向の方が多くなってきているようですよ。
特にアロマオイル(精油)は、天然成分100%で作られているので小さなお子様から大人も一緒に使えると人気。植物ならではの自然の香りが違和感なく、香りが苦手な方でも受け入れやすいと人気のようです。
市販の虫除けに含まれる成分が気になる方も
市販の虫除けスプレーに入っている成分が体への影響がないか心配な方もいらっしゃいますよね。
虫除けの有効成分としてよく使われているのがディートやイカリジン。
ディートは毒性があるとして数年前に新聞でも取り上げられていたのを見たことがあります。12歳未満のお子さんへの使用制限があり、さらに樹脂を溶かす性質があるといわれています。
そこで安全性を考え、ディートと同じ虫除けの有効成分があるイカリジンが使われるようになりしました。
イカリジンは、副作用がないのでお子様でも安心して使えるとされています。2015年に日本で医薬部外品の認可がおり、2016年に商品化が始まったそうです。わたしの家にあった市販の虫除けスプレーもイカリジンでした。
安全性は高くなったので安心ですが、市販品には他の成分もたくさん入っているので、それが気になるという方もいらっしゃいますよね。
そんなときに虫に有効な成分のみを使用したアロマの虫除けスプレーなら安心なんですよ。
香りは昆虫忌避(きひ)効果があるものを選ぶ
アロマオイル(精油)の香りは日本だけでも何百種類。香りによって効果もさまざまで、虫除けには昆虫忌避(きひ)効果を持つ香りを選ぶと良いそうです。
昆虫忌避(きひ)効果とは
虫を追い払う効果を昆虫忌避(きひ)効果と言います。
最も忌避効果が高いと考えられているのは「シトロネラール」という成分だそうです。
このシトロネラールは 蚊、ブユ、ダニに有効成分が入っています。
他にも、シトロネロールやメントールなど、虫に効果的な成分はたくさん。
次の項目に成分を表でまとめているので、こちらもご参考にしてみてくださいね。
香りのおすすめ6選
ではアロマオイル(精油)の香りで昆虫忌避(きひ)効果を持つおすすめの6選をご紹介しますね。
成分と効く虫の種類もまとめているのでご参考にしてください。
アロマオイル(精油) | 虫への有効成分 | 効く虫の種類 |
ペパーミント ※ハッカ油でも可 | l-メントール リモネン | 蚊、ブユ、蜂、ゴキブリ、衣類につく虫 |
ユーカリレモン | シトロネラール シトロネロール イソプレゴール | 蚊、ブユ、ダニ |
シトロネラ | シトロネラール シトラール シトロネロール ゲラニオール ★ 酢酸ゲラニル ★ リモネン | 蚊、ブユ、ダニ、ノミ ※★蜂が寄ってくる成分が入っています。 |
レモングラス | シトラール シトロネロール ゲラニオール ★ 酢酸ゲラニル ★ リモネン | 蚊、ブユ ※★蜂が寄ってくる成分が入っています。 |
ゼラニウム | シトロネロール ゲラニオール ★ イソメントン メントン | 蚊 ※★ 蜂が寄ってくる成分が入っています。 |
ローズマリー | カンファー αテルピネオール リナロール リモネン | アブ |
アロマの虫除けスプレーの場合、香りがなくなってきたら効果がなくなった目安です。
その都度吹きかけるようにして使ってくださいね。
蜂が好む成分が含まれてる場合は注意
上記の表でも「※蜂が寄ってくる成分が入ってます」と記載しましたが、忌避効果があるアロマオイル(精油)の中には、蜂が好む成分が含まれている場合もあるそうです。
それが、ゲラニオール、ネラール、ゲラニアール、酢酸ゲラニルという成分です。
驚いたことに、シトロネラという植物は忌避効果があるとして有名なのですが、蜂の好むゲラニオールや酢酸ゲラニルの含有量も多いそうです。つまり山キャンプなど蜂が多いところでは注意が必要なんですね。
ブレンドすることで相乗効果を発揮
それぞれの虫に効果的な香りがあると分かったら、用途に合わせて使い分けるのもいいですが、応用が効くともっと嬉しいですよね。そんなときにはブレンドオイルがおすすめです。
ユーカリレモン + ペパーミント + ローズマリー
ユーカリレモンは忌避効果のある「シトロネラール」をたくさん含んでいます。
そしてペパーミントは蜂が嫌う成分「I-メントール」とローズマリーはアブが嫌う「カンファー」を含んでいるので全体的な虫除け効果を期待できますよ。
お気に入りの香りで組み合わせるのもいいですね♪
作り方は下記でご紹介してるので、ぜひ試してみてくださいね。
虫除けスプレー以外の対策と注意点
虫除けスプレー以外にはどのような対策ができるのでしょうか?
簡単にできる対策と虫除けスプレーを使うときの注意点をまとめてみました。
対策方法と注意点
1.洋服でカバーする
キャンプやハイキングでは想像より多くの虫がいます。
そういったところでは肌を極力露出しないことが大切と言われています。
長袖&長ズボン、首回りも日よけ付きの帽子などでガードすると安全ですね。蚊は人間の汗のニオイで惹きつけられるので、汗をかいたらこまめに拭くことも予防になるそうですよ。暑い場合は、通気性の良い服や脱ぎ着が容易な上着を1枚持っておくと便利ですよね。
★虫除けスプレーを洋服に吹きかけるのも効果的だそうです。特に赤ちゃんは肌に直接付けることが難しいので、ベビーカーや帽子などに吹きかけてあげてくださいね。
2.日焼け止めと併用する場合は「後塗り」
最初に日焼け止め、その後に虫よけスプレーを使います。虫除けは香り成分で効果を発揮しているので、虫よけした後に日焼け止めやクリームを塗ってしまうと効果をなさないそうです。
3.乳幼児に使うときは直接吹きかけない
乳幼児の場合、虫よけスプレーを直接吹きかけると呼吸で吸い込んでしまう場合があります。
親の手にシュッと吹きつけてから子どもの肌になじませるようにつけてあげると安心ですね。
もし虫に刺されたら…
念入りに対策をしていても、万が一刺されてしまう可能性もありますよね。そんなときに噛まれた虫によって対処法が変わってくるそうです。
いくつかご紹介させていただきますね。
蚊
刺された部分を冷水で洗い、水気を拭いてから虫刺され用の薬を塗り、さらに冷やしておくと炎症を防いでくれるそうです。早い段階で対処することで掻きむしりを抑えてくれます。
虫刺され用の薬の代用として、アロマオイル(精油)を使ったかゆみ止めアロマジェルも下記でご紹介していますので良かったら参考にしてみてください。
蜂
5月くらいから多く発生する蜂。刺されると痛さの後にかゆみがくるのが特徴のようです。
何度も刺されるとアレルギーになり、アナフィラキシーショックを招く恐れもあるので必ず注意したい虫ですね。
刺されたときは、針が刺さっているようなら毛抜きなどで抜き、冷水で洗って冷やします。もしぐったりして元気がない場合やじんましんなどが出た場合は自力では対処が難しいため、すぐに救急車を呼びます。
毛虫
毛虫は毒針毛という毛に覆われていて、1匹につき6万本ほど持っていることもあるそうです。直接触らなくても、衣服に針がついてそれが肌に触れてかぶれることがあるそうなので、注意したいですね。
毒針毛が肌に触れてもすぐに症状は出ないようで、少し経ってじんましんのようなブツブツが、触れた箇所に現れてくるそうです。
触ったと気づいた場合は、応急処置としてガムテープなどで毒針毛を除去。その後、水で洗い流します。 しかしかゆみが激しくなるのですぐに病院へ行くほうが良いそうですよ。
ブヨ
見た目はハエや蚊に似ていますが、噛まれると蚊よりも厄介者。
緑の深い森林や水辺に潜んでいるので、森林キャンプなどで注意が必要です。
刺された時は痛いという感覚がありますが、すぐに痒くならないそうです。後から赤みや痛み、痒みがおそってくるので掻かずに冷やして、できるだけ早く病院へ行ってくださいね。
マダニ
家の中にいるダニとは違い3mmくらいの大きさがあります。野山にいるマダニは一度噛むと食らいついて離さず、自力では取れないそうです。かゆくないため2〜3日気がつかないこともあるようですよ。
噛まれると見た目は小さなイボのようになりますが、お風呂に入った後に熱を帯びている、なかなか取れないなどの場合はマダニの可能性があります。噛まれた部分を切開しないと除去できないので病院で処置が必要だそうです。またライム病という感染症につながる恐れがあるので、必ず病院でみてもらってくださいね。
まとめ
いかがでしたか?アロマ虫除けスプレーについてご紹介させていただきました♪
普段の外遊び程度であれば、1種類のアロマオイル(精油)で対応できそうですよね。しかし、キャンプやアウトドアでは、蜂を含めたさまざまな種類の虫がいるので、ブレンドしてそれぞれの香りの効果を掛け合わせた方が安心のようです。
手作りよりも手軽にしたいという方はGROUND(グラウンド)オリジナルの虫除けアロマスプレーもございますので、ぜひお試しくださいね♪