こんにちは、GROUND(グラウンド)のkei(けい)です。
最近、アロマについて学べば学ぶほど奥が深く、
新しい発見ができるので、本当に楽しい毎日を過ごしています。
そして今回も新しい驚きが…。
それは「シナモン」に秘められた効果について。
シナモンといえば、お料理やドリンクの香りづけとしても人気のスパイス。
ただ美味しくしてくれるだけではなく、ある成分の代わりとして役割を果たし、お肌にも優しい効果が期待できることがわかりました。
今回は、魅力いっぱいのシナモンについて詳しくご紹介をしていきます。
「シナモン」に隠されたパワーとは
シナモンとは
シナモンは、クスノキ科日桂(ニッケイ)属の常緑樹から採れる香辛料です。
樹皮を乾燥させて、シナモンスティックやシナモンパウダーとして一般的に売られています。
シナモンは産地によって名称が代わるそうですが、
その種類はなんと11種類もあるとか…。
日本産では「ニッキ」が有名です。
まったくの別物と思っていましたが、ニッキもシナモンと同じ日桂(ニッケイ)属の常緑樹から作られているそうですよ。驚きですね。
なぜ同じ植物でも、ここまで香りが違うのでしょうか。
調べてみると、大きな違いは「成分」にありました。
産地によって育つ環境が違うので、シナモンに含まれる成分が変わるというのです。
香りは、成分から放たれています。
つまり、産地によって成分が違えば、その分香りも変わるということなんです。
もし同じ成分が含まれていたとしても、成分量が違えばそこでも香りは違ってくるそうですよ。
価格も産地によってさまざま。
見分けるときはパッケージを確認してみてくださいね。
シナモンが持つ効果に気づいたのは、はるか昔
古代エジプトでは、シナモンがミイラ作りの防腐剤として使われていたという記録が残っています。
その他にも肉類を保存するために使っていた記録があり、冷蔵庫がない時代でも食物を保存するためにシナモンは使われていたそうです。
当然、冷蔵庫がない時代ですから、シナモンの効果に気づいた方は本当にすごいですよね。
そして現代まで研究は続き、シナモンは「抗酸化性・抗炎症性・抗菌性」を持つスーパースパイスと言われるようになりました。
近年の研究でさらに解明
人と動物の実験による研究で、シナモンの薬効成分についてもっと多くの詳細がわかってきたそうです。調べてみると、以下の11効果があることがわかりました。
- 抗酸化成分
- 抗炎症作用
- 抗菌作用
- 心機能を強化
- 血圧を下げる
- 脂質レベルを低下させる
- インスリン耐性を向上させる
- 血糖値を低下させる
- 神経防護作用がある
- ガン予防に役立つ
- 多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群を緩和
中でも、驚いたのが、 3.抗菌作用 が生み出すアロマへの効果です。
今回は、こちらについて詳しくお話ししていきたいと思います。
アロマとシナモンの繋がり
近年の研究で明らかになった「抗菌作用」。
多くの小規模な観察研究によると、シナモンは特定の細菌の成長を抑制、真菌を処理、カビの繁殖を防ぐという効果が明らかになったそうです。
この効果がどのようにアロマとつながっているのでしょうか。アロマスプレーを使って分かりやすく説明していきますね。
わたしが調べた情報ですが、ある有名オーガニックブランドでは、アロマハンドスプレーの全容量のうち60%以上にエタノールが使われていました。
エタノールとはアルコールの一種で、殺菌効果があるとしてアロマスプレーではよく含まれている成分です。
大きく分けて、化学合成によって作られるエタノールと植物を発酵して作られるエタノールがあります。
植物由来で作られたエタノールは、アルコール特有の香りが少ないそうです。実際にこちらのエタノールが含まれたアロマスプレーを使用してみましたが、シュッと吹きかけてすぐに嗅ぐと、少しアルコールの香りが感じられました。
このエタノールの代わるのが、シナモン。
シナモンには80種類以上の成分が含まれていますが、その中でもフェニルプロパノールという成分が殺菌・抗菌の役割を果たしてくれるそうです。
フェニルプロパノールはアルコールの一種で、刺激が少ないと言われています。
しかも微量でも殺菌・抗菌効果が期待できるということなので、アロマスプレーに使う場合は数パーセントしか使わないそうです。
アルコールの刺激がない分、手荒れが気になる方も、シナモン入りのアロマスプレーなら安心して使えそうですね。
そしてアルコール特有の香りもないので、優しい香りでいつまでも香っていたいと思えるのも、シナモンの魅力です。
さらに天然の防腐剤としても活躍してくれるそうで、手作りなら2週間ほどしか持たないアロマスプレーも、1年は保管ができるようになるそうですよ。
いかがでしたか?シナモンは食べるだけではなく、さまざまな効果が詰まったスーパースパイス。
家族を守りたい。
だけど、からだに優しいものを選びたい。
そんなときには、シナモンのパワーを借りるのもいいですよね。
もし肌の弱い方やお子様に使う際にお悩みの方がいれば、ぜひ一度試してみてくださいね。