結婚式でご両親の贈呈用の花束はどうする?
予算を抑えたい、お願いしたいお花屋さんがある、などの理由で持ち込みを希望される方はたくさんいます。
しかし式場によってはNGであったり、金額を請求されることも。
どのような手順で持ち込み用の花束を手配するのか、打ち合わせから当日まで詳しく解説します。
<目次>
(1)持ち込み可能か確認すべきポイント
1.確認するタイミング
2. スムーズに確認するための質問例
(2)両親贈呈用の花束の予算相場
・一般的な金額相場
・コストを重視したい人向けアイデア
・予算別のイメージ花束
3.両親への花束の選び方
・人気のお花から選ぶ
・花言葉から選ぶ
4.花束を持ち込む際の準備と段取り
・花屋さんとの打ち合わせ
・両親へ感謝のメッセージを書く
・お花屋さんからの受け取りを式場スタッフに依頼
・当日はお花の状態を確認する
<両親贈呈用のフラワーギフト>
華やかで想い出に残る感動ギフト
(1)持ち込み可能か確認すべきポイント
結婚式で両親に感謝を込めて贈る花束。式場から提供されることが多いですが、「割高じゃないの?」「オリジナリティが欲しい」という想いから持ち込みを希望される方はたくさんいます。
ここでは、式場ごとのルールや確認のコツ解説します。
1.確認するタイミング
持ち込みの可否を確認するのは、式場との打ち合わせが進む初期段階がおすすめです。
- 契約前なら…
式場見学時に質問する。見学時にプランナーへ直接確認しておくと、後の打ち合わせがスムーズになります。 - 契約後なら…
契約後の打ち合わせでは、具体的な準備が始まる前に確認することが重要です。
2. スムーズに確認するための質問例
- 「両親贈呈用の花束を外部の花屋さんから持ち込むことは可能ですか?」
- 「持ち込み料は発生しますか?仮に発生する場合、その金額を教えてください。」
- 「どのような条件で持ち込みが許可されますか?」
- 「事前に式場で確認してもらう必要がある場合、準備の流れを教えてください。」
ご質問を具体的に投げかけることで、持ち込みの可否や条件をクリアできます。
持ち込みOKの場合
持ち込みOKの場合は次の2パターンになります。
・持ち込み料なしで自由に持ち運べる
一部の式場では、贈呈用花束の持ち込みを無料で許可しているところもあります。特に小規模な会場やレストランウェディングなどでは比較的柔軟です。
・特定の条件付きで持ち込み可能
例として、「持ち込み料を支払う」「契約前なので商談する」などがあります。贈呈花の持ち込み料は1~2万円が標準ですが、式場すべての装花を持ち込みにすると5万円以上かかる場合もあります。
持ち込みNGの場合
持ち込みNGの場合は次の2パターンになります。
- 安全性や式場の統一感を理由にNG
一部の会場では、持ち込みの花束が会場の雰囲気を損なう可能性を理由に、全面的に禁止されている場合がございます。 - 提携業者を優先するポリシー
式場が提携する花屋以外の利用を認めていない場合もございます。これは提携業者との契約や利益の関係で決まる場合があります。
(2)両親贈呈用の花束の予算相場
結婚式で両親へ贈る花束は、感謝の気持ちを象徴する特別なアイテム。一般的な予算相場や、コストを抑えながら感動的な演出を実現するコツをご紹介します。
一般的な金額相場
- 3,000円〜10,000円が贈呈用花束の相場です。
価格は花材やデザイン、ボリュームによって変動します。- シンプルな花束: 3,000円〜5,000円
まあまあで、手軽に使えるデザイン。 - 標準的な花束: 5,000円〜8,000円
豪華さと実用性のバランスが取れたサイズ。 - 豪華な花束: 8,000円〜10,000円以上の
ボリューム感があり、特別感を演出。
- シンプルな花束: 3,000円〜5,000円
豪華に見せたい場合の追加費用
- 豪華さを追求したい場合、以下の要素に追加費用がかかります:
- 高級な花材:バラやユリ、胡蝶蘭などは高価になりがちです。
- ボリューム:ボリュームアップに伴って、花材の量が増える分価格も上昇します。
- 装飾:リボンやラッピングを特別仕様にすることで追加料金が発生します。
コストを重視したい人向けアイデア
予算内で魅力的な花束をご用意するためには、以下の工夫が効果的です。
①地元の花屋さんを利用する
- 直接ご相談が可能です
地元の花屋さんでは、予算に応じた柔軟なご提案を受けられます。 - 送料が不要な
会場近くの花屋を選べば、配達料がかからない場合も。 - 地域特有の花材を使える
季節の花や地元特有の素材を利用することで、個性的な花束に。
②手作りの花束
- DIYでオリジナル感を演出
フラワーショップで花材を購入し、自分でアレンジすることでコストを抑えながら個性的な花束を作成できます。 - 友人や家族に協力を依頼
花の扱いに慣れた仲間に集まってもらった方法の一つ。
③結婚式の繁忙期を避ける
- 結婚式が繁忙期でない場合に限り、
シーズンオフのセールを利用すると、割引価格で花束をご用意できる場合がございます。
予算別のイメージ花束
5,000円以内:
季節の花を中心に、ボリュームよりもカラーバランスを重視したシンプルなデザイン。
7,000円程度:
メインに華やかな花(バラやユリ)を使っていつつ、グリーンをたっぷりと楽しめた豪華な見た目。
10,000円以上:
特注デザインやリボン、ラッピングを重視し、贅沢な仕上がりに。
3.両親への花束の選び方
結婚式で両親に贈る花束は、感謝の気持ちを形にする大切なアイテムです。贈る花材やデザインにこだわることで、より心に残る演出が可能です。ここでは、花の選び方やデザインのポイントを具体的に解説します。
人気のお花から選ぶ
- カーネーション
- 花言葉:「無垢で深い愛」
- 感謝と愛情を伝えるにぴったりな、温かみのある花。
- ガーベラ
- 花言葉:「希望」「感謝」
- 明るい色合いが特徴で、カジュアルな雰囲気を演出。
- バラ
- 花言葉:「感謝」「愛」
- 華やかで気品があり、どんなデザインにも合わせやすい万能な花材。
- バラ
- 花言葉:「感謝」「愛」
- 華やかで気品があり、どんなデザインにも合わせやすい万能な花材。
- ユリ
- 花言葉:「純粋」「尊敬」
- 存在感があり、特にフォーマルな場に適した花材。
- 胡蝶蘭
- 花言葉:「幸せが飛んでくる」
- 高級感があり、特別な場にふさわしい選択。
花言葉から選ぶ
- ピンクのバラ:「感謝」「上品」
- 白いユリ:「純粋」「威厳」
- 赤いカーネーション:「母への愛」「深い感謝」
花材を選ぶ際に、ついでに花言葉を参考にするのもおすすめです。
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サイズ感とデザインのポイント
・持ち帰りやすいサイズにする
・式場の雰囲気や衣装に合わせる(色味や和洋風など)
・ラッピングで豪華に魅せる
上記の3点に注意して依頼すると、素敵な花束ができあがります。
4.花束を持ち込む際の準備と段取り
持ち込みをする場合は、あなたは式場スタッフと外部のお花屋さんの仲介者となります。
提携のお花屋さんであれば、スムーズに進みますがお互い知らない相手なので、しっかりと指示が出せるように把握しておきましょう。
段取りは下記となります。
・お花屋さんと打ち合わせ
・お花屋さんからの受け取りを式場スタッフに依頼
・当日はお花の状態を確認する
花屋さんとの打ち合わせ
式場で持ち込みOKと確認が取れたら、まずはお店を探しましょう。式場への配達ができるかも忘れずに。
遅くても1ヶ月前にはお花屋さんと打ち合わせをして、希望通りの花束が用意できるよう準備します。
・配達日時は、当日の2~3時間前にできるか確認する。
・イメージの共有をする。式の雰囲気やドレスの色を伝えておきましょう。
両親へ感謝のメッセージを書く
両親贈呈品と並行して重要なことが一つ。
両親への感謝のメッセージです。花束を渡すだけでも嬉しいサプライズですが、メッセージは何より大切な宝物になります。
ぜひ花束の準備と一緒に書いておきましょう。
お花屋さんからの受け取りを式場スタッフに依頼
当日は新郎新婦様はバタバタしているので受け取りは式場スタッフにお任せしても問題ありません。事前に式場スタッフに連絡し、持ち込み時間や受け取り場所を共有しておくと安心です。
当日はお花の状態を確認する
無事お花が届いたら、お花のチェックをしましょう。こちらも式場スタッフにお願いして大丈夫です。
依頼した花束であるか、お花が傷んでいないか確認したあとは、涼しい場所で保管してもらいます。
あとは贈呈シーンに渡してもらえばOKです。