【メッセージの本質】子どもでも伝わる、100%の想い

こんにちは、GROUND(グラウンド)のkei(けい)です。お花屋さんGROUNDでコラム担当として働いています。

いつもは~GROUND tree~というサイトで、母の日や退職祝い、結婚式など、イベント向けのお話を書かせていただいてますが、今回は「メッセージ」について書かせてもらうことになりました。

プリザーブドフラワー メッセージ

いざ考えてみると、、、「メッセージ」の本質ってなんだろう…?

今日は私が感じた「メッセージ」の大切なことについてお話したいと思います。

タンス

今の私は、結婚して3人の小さな子どもたちと主人の5人暮らし。

先日、久しぶりに実家に帰って、自分の備品が残ってないか整理をしました。

タンスの引き出しを開けると、中にはくしゃっとシワが入った赤いギンガムチェックの紙袋がありました。

これなんだっけ?

なんとなく中を確認してみると、あっ!と記憶がよみがえりました。

小さなからだで、大きな愛情。

私は幼少期のころから、言葉を伝えるのが苦手でした。

気を遣う性格で、友達に「お菓子、どっちがいい?」と聞かれても自分が欲しいものを言えない。そんな内気な性格でした。

一人っ子で育ったので、取り合いになるのが嫌で言いたくなかったんだと思います。

その代わりと言っては、両親とは友達のように仲が良く、遊び相手が母でした。

昔から母が大好きで、すごく記憶に残っているのは、小学生1年生になって初めての「母の日」。

まだお小遣いもほとんどありません。
当然、大好きなお母さんへプレゼントは買えません。

そう思って用意したのは、自分が宝物にしているキャラクターの鉛筆と消しゴムでした。

えんぴつ

それも1個ではありません。自分のお気に入りは全部、お母さんにあげることにしたのです。

そして折り紙を一枚。

その中には「おかあさん だあいすき」

とでっかく一言を添えて。

全部、おうちにあった紙袋にバサバサっと入れて、何も言わずにお母さんへ、そっと渡しました。

その時のお母さんの反応は覚えていません。
驚いたのか、喜んだのか、どんな気持ちだったんだろう。

親になって気づく、メッセージの奥にある○○

たまたま実家を帰ったときに見つけた、小さな私が渡した母の日の贈り物。

大人になった今見れば、ただのガラクタのよう。

しかも「おかあさん だあいすき」のメッセージにいたっては、まだ学校で習ったばかりとわかる、なぐり書き。

どうしてこんなこんなガラクタのような贈り物を今でもタンスに入れていたのか、私も親になった今だからわかる。

タンスにしまい忘れていたのではなく、大切に置いていたのだと。

手紙

この時のちいさな私にとって、これが精一杯。

でもその「精一杯」には、伝えたい愛情があふれていますよね。

じゃあ大人の私は、最近「精一杯」想いを伝えたことがあったかしら…?

きっと今の私が、手紙一枚に「だあいすき」と書いても精一杯とは言えないでしょう。

では大人の精一杯とは何か。
次回のコラムでお伝えしたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

さいごに

タンスの中の続き。

引き出しの中には、どんどん大きくなる私からの贈り物が毎年分残ってありました。

お小遣いのレベルが上がっていってるのがよくわかり、タオル、エプロン、ポーチと、プレゼントがグレードアップしていました。

せっかくお小遣いをはたいて買ってるのに、お母さんが身に着けてる姿は一度もなく、「どうして使ってくれないの?」とよく怒っていたことを覚えています。

お母さんは置いておきたかったのでしょう。
自分の子が大切にくれた小さな贈り物を。

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